ドイツレポート

ドイツに行くと、買いたくなるものの一つが文房具。特にノートと鉛筆なのですが、ヨーロッパのデザインは本当に素敵。

日本でもよく知られている、ステッドラーやスタビロ、ファーバーカステルはドイツです。

本屋さんに行くと、だいたい文房具も置いているので、今回もノートをたくさん買ってきました。

可愛いノートがたくさんあると、クリエイティブなエネルギーが湧いてきます。どんどん使いますし、娘にもプレゼントしました。

先日、お世話になった元、至光社の編集者と電話でお話ししていた時に、彼女がフランクフルトにお仕事で行った時の思い出を話してくださいました。一週間ほどお知り合いのところにホームステイされていたそうですが、夕方のお散歩がとても印象に残っていると。。。

丘の稜線と、夕方の光の中で、あちらこちらにいる犬とお散歩している人たち。。。

ドイツの人は、仲良くなると、一生のお付き合いになる人が多いのよ。。。と。

「千帆さんは、フランスよりドイツが似合うわね」と。フランスの思い出も、お話ししてくださいました。私は、ドイツに行くことになるなんて夢にも思っていなかったので、ドイツには何のイメージも、興味もなかったのですが、行ってみると、何の違和感もなく、ドイツ語さえできれば、ここでずっと暮らせるな〜と思うほどです。

今は、日本でも人気のある、ヴェレダのマッサージオイルなどの化粧品や、好きなスポーツブランドのプーマもドイツだとは知らずに愛用していたし、クレヨンハウスで買ったドイツのおもちゃを娘に買ったりしていました。そして、好きな絵本作家もドイツ人でした。ドイツに行くたびに、え、これもドイツだったの〜?!と毎回びっくりしています。結構ドイツのものが好きだったのに、知らなかっただけでした。

ちゃんとつながっているんですね。

でも、Berndと知り合っていなかったら、こんなに安心してドイツを回れなかったと思うし、たくさんの知り合いもできなかったと思うので、やはり人とのご縁、Berndとの出会いのおかげです。

その編集者の方もびっくりしていましたが、夏にドイツに行った時、Berndのお父さんの家から帰る日に、山の中で迷ってしまい、近くのすごく小さな街に泊まることになりました。次の朝、街を歩いているときにふと立ち寄った本屋さん。吸い込まれるように入っていくと、奥に絵本のコーナーがあり、至光社から出版された絵本がドイツ語に翻訳されて置いてありました。嬉しくなってみていると、女性のオーナーが出てきて、Berndと話しています。すると彼女が「こうた 谷内」を知ってる?と聞くので、私は、「一度だけ会ったことありますし、同じ出版社から絵本を出しています。」と言うと、「彼が20代の若い頃、うちにしばらくホームステイしていて、今でも交流があるのよ」というのです。フランスで創作活動を続けているのは知っていたけど、ドイツにいらっしゃったなんて知りませんでした。しかもドイツ人でも知らないかもしれないような、小さな村です。帰ってから、編集者さんがこうたさんにメールして下さったところ、彼も本当に驚いたご様子でした。「あの小さな美しい村を勝山さんが訪れて、あの本屋に入るなんて、、、、。」と。

こういうことって、本当にワクワクします。

ドイツには、小さな可愛い集落がたくさんあります。素敵な物語や絵本が生み出されないはずがありません。

では、また続きは後ほど。。。。。