小笠原父島

何から書いたらいいんだろう?

 

昨日おとといと、父島から帰ってからすぐにクラスをたくさん入れていたので、今やっと庭を見ながらパソコンを開いています。

 

ここから見える空も、海も、父島に続いている。父島だけでなく、世界中の海も空も繋がっているんだなぁと、しみじみ思う。

 

帰りの船の中で、大学生たちが、東京湾の手前で海を見て、「ウェ〜汚ね〜!!!」と、海を見て叫んでいました。

 

きっと、行きの船に乗ったときには、何も感じなかったのではないかと思います。当たり前にいつも見ていた東京湾の海の色。

でも、あの小笠原の海のブルーを知ってしまった彼ら。毎日透き通る青い海を見て、毎日その海で泳いだりカヤックしたり、ドルフィンツアーに行ったりしていた彼らの世界はもう変わってしまったのです。

気づいてしまった。

毎日見ていた海の色は異常だったてことに。

 

また、女子大生たちの会話も聞こえてきて(大学生って声が大きいので、聞こえてきちゃうんですよ)

「すごい楽しかったね!すごい楽しかったね!超楽しかったね!最高だった!みんな最高だった!一緒に行った人たちもみんな最高だった!」「星きれいだった!」「LINEなんて見なかった!」(笑)と、同じ言葉を連発しているのが可愛かったです。

この子たちの世界ももう変わってしまいましたね。

そんな大学生たちを見ていて、「あ〜よかったね、父島に今行って」と涙が出そうになりました。

 

船で24時間かけてしか行けない楽園。

飛行機が飛んでいないからこそ、簡単に行けないからこそ、思い切らないと行けない場所。

だからまだ、美しい本来の地球がそこには残されいるのだと思います。

 

便利というものを人類は追い求めるけれど、便利を手に入れたときに失うものはそれ以上だと私はいつも思っています。

便利が悪いわけではないけれど、人間の無知が困った結果を産んでいる現実ということです。

そのときに失うものは、簡単に取り戻せないかけがえのないものだということに私たちが気づくのは、ずっと後。そうやって、人類は、この星の美しさや豊かさを、自分のものだと思い込み、奪い取ってきてしまいました。

もう、ギリギリのところだと思います。

人類が生き残れるかどうか。

 

地球が存続するためには、私たちの意識が本当に変わるか、人類がいなくなるかのどちらかしかありませんね。今世界で起きている意識の変容のムーブメント、日本では少し(かなり)遅れていると思います。

まだ、マインドフルネスという言葉自体に酔っていて、それを真に生きている人は、すごく少ない。

これだって、今出てきた新しい言葉ではなく、いろいろな人が世界中で言い続けてきたし、もう何千年も昔から、宗教も、ヨガも伝え続けてきた真理だと気づいているでしょうか?

外側を見ているだけではファッションで終わってしまいます。言葉に惑わされて終わってしまいます。

ヨガも同じ。。。ヨガマット抱えて、最新のヨガウェアーで、スタジオに通って「ヨガをやっている私」に何と無く満足して酔っている状態では、勿体無いのです。そこからその中に思い切ってダイブして欲しいです。

 

昨日も、個人レッスンでそんなお話もしました。

今までの(エゴと思考の世界)で苦しんで生きるか、もうそれに気づいて、それを超えて、エゴを超えて、いまというこの瞬間に気づきの意識で生きていくことを選ぶのか。

 

父島のヨガコンタクトセミナーでも、今回はたくさんそんなお話もさせていただきました。

個人も世界も本当に喜びと豊かさの中で幸せに生きるには、もうそれしかないからです。

 

人のアドバイスや、お話をいくら聞いても、頭で理解しようと思っていた今までの方法では、何も変わりません。その時は、「あーそうだな、そう考えてみよう!」と思うかもしれませんが、少したったらまた元どおり。。。何も変わっていなかった。。。ってことばかりではないでしょうか?

そんな感じでいままできたのではないでしょうか?

 

そうではなく、いつも、この瞬間のリアリティーに気づいているという、シンプルな地味なプラクティスを続ける。呼吸を体感して、今起きていることにしっかり意識を開くこと。

思考のおしゃべりに付き合うのをやめようと決めること。止める努力ではなく、気づくと決めること。

 

頭で理解しようと頑張って、いまの自分ではないものを目指すのではなく、あらゆる感情を体で受け止め、感じて、認めて、ハートのままの正直な無限な自分で在る。感情にいいも悪いもなく、いいとか悪いとか考えて苦しみを生み出している思考のおしゃべりに気づき始めて欲しいのです。

どれだけ、思い込みの世界で自分を縛って生きてきたか。気づいたらびっくりするはずです。

 

やり方はいつもお伝えしている通り、超シンプル。簡単ではないかもしれないけれど、本気でやれば、必ず手応えが感じられます。ただやる。

 

頭を納得させようとしても、騙し合いになるだけです。

今までのパターンから抜け出すのは、なかなかハードワークです。でもね、「気づく」ことが全ての鍵です。

考えることではありません。

 

知識を蓄えることに酔っている人には、超難しいことかもしれません。

 

素直さと、柔軟性は宝です。

 

個人レッスンでは、その人に合った言葉で、どんどんツッコミを入れていきます。

一人一人の中に存在するその人の本質、そして内なるヒーラー、グル、スピリチュアリティーの種に水をふりかけ芽吹かせるのが私の得意分野です。

 

つづく。。。。。