今回の台風は、今まで体験した中で一番怖かったです。
風の音がすごすぎて、船酔いのように気持ち悪くなりました。
でも、ここは、人も家も無事で、本当にありがたかったです。
大きな木がたくさんあるから、怖いけど、守ってくれている!と思っていました。
台風はもう天災ではなく、地球環境の変化でこんなに大きくなっているのですから人災ですね。
台風の風の音が怖すぎて、ずっと音楽を聴いていました。
久しぶりにSungha Jungのギターをずっと聴いていたのですが、彼のギターは本当に音が澄んでいて落ち着きます。
娘は、ウールの布で巾着のようなかわいいバッグを縫っていました。
でも流石に一番ひどい時は、怖すぎて、泣きそうでした。
次の日は、午後から母の病院と、平塚美術館で開催中の 秋野不矩展を見に行きました。
従兄弟が学芸員をしている美術館なので、いつもいろいろ情報をくれるのです。
浜松だったか、秋野不矩さんの美術館へは友人に連れて行ってもらったことがありますが、そこもとても素敵でした。
今回の、平塚美術館での展示も素晴らしかったです。台風の後のせいか人も少なく、ゆっくりと大きな絵を見て、、、、、、。93歳で描かれた絵を前に、感動して、自分のこれからの人生にパワーをいただいた気がしてなりません。53歳から単身インドに通い始め描いてきた絵の数々。
私は今52歳ですから、まだまだだなって思い、気持ちがより明るくなりました。
さて、
毎日いろいろ書きたいことがあるのですが、書けないまま日々が過ぎていきます。
ヨガクラスも、山の上ですが、毎週6〜7クラス開いていますので、色々なドラマがあります。
クラスは毎回違いますし、メンバーも違う。アシスタントはいないので、クラス写真もほぼ撮れませんんので、様子をお伝えしにくいですね。来てみていただくしかありません(笑)
みなさんがヨガをして日々変化していくのを見守りながら、お話を聞くのも楽しみです。
先週、生徒さんの一人がお話ししてくださったのは、ヨガを始めてから、朝起きてすぐにカーテンを開け、窓を開けて空気を入れ、帰ってきたときも同じようにするようになったそうです。以前は、仕事に出てしまうので、締め切ったまま電気をつけ、その空気の中で日々生活していたんです、、、と。
そして、ここのヨガ教室の雰囲気が良くてすごく好きだと言ってくださいました。夜のクラスもすごくいいと。。。
また、他の生徒さんは、自分がやってみたかったけど、無理だと思っていたことをやってみようと思うと話してくれたり。
脱皮していく感じがワクワクします。
ヨガをしていると、他人の声や、反応や、目を気にするよりも、自分のハートの声を聞いて生きたいと思うようになる人が多いです。
逆を言えば、今までいかに自分のハートの声や感覚を無視して、世間の目や、反応を気にして小さくなっていたかに気づいてくるというか。
自分をしっかりと自分の人生の真ん中に置いているか、、、それは大切なクエスチョンです。
自分がどう感じているのかさえわからなくなっている人も多い気がします。
自分のことがよくわからなくなっている人には、断捨離がオススメです。
自分の持ち物一つ一つを手に取り、今の自分にとって大切なものと、そうでないものを分けていく。
大切なものだけを残すその作業が、今の自分を教えてくれます。
断捨離はものの整理ではなく、心の整理であり、今の自分を知るプラクティス。
マインドフルネスも言葉が流行っていますが、言葉に惑わされ踊らされないでね、、、と私はいつも思います。
ヨガ
もそうですが、ヨガをしている、マインドフルネスをしている、、、、、
そういう言葉に自分で酔わないように。
遠回りになるから。
マインドフルネスは最近出てきた言葉のように日本では思われているかもしれませんが、そもそもヨガの教えも仏教も禅も、今ここに在る という、言葉で言えば、いわゆるマインドフルネスを教え続けてきたのです。
何千年も前から。
新しくない。
だから、ヨガの本質、禅でも仏教でも、他の教えでも、本質を学べば、自然にマインドフルネス、仏教では、エンプティネスに行き着く。そのあり方が身につくのです。
大切なのは、自分が豊かに自由に毎日を生きられる状態で在れることですから。
ただ、それをやってさえいればそうなるかと言えば、やり方による としか言えません。
もしも、マインドフルネスに興味があるならば、私はテイクナットハンの教えをお勧めします。
とても長い間、教え続けているベトナム人のお坊さんです。
本ならば、「微笑みを生きる」がオススメです。
私がこの本に出会ったのは、十数年前、小笠原に行った時に宿の本棚で見つけました。
そろそろクラスが始まる時間なので、また書きますね。
ではみなさま、今日も自分の心地のいい一日をお過ごしください。
どう過ごすか、何を感じることを選ぶか、それは自分で決められるのです。